アジャイルHRでは代表の松丘啓司と講師の夛田素子によるYouTube「1on1チャンネル」を開設しています。本サイトでは、過去に配信した対談を1回ずつ短いコラムに編集してお届けします。

 

夛田: この動画の中では経験学習についてこれまでに何度かお話ししていますが、マネジャーのみなさんにとって、経験学習の学習素材は自分自身がいちばんだということを今日はお伝えしていきたいと思います。

 

松丘さん、この学習の教材が自分自身だという点、どこにポイントがありますか?

 

松丘:マネジャーになられている方というのは、それなりに組織の中で経験されてきているからマネジャーになっているわけですので、それぞれの経験の積み重ねがあるというのが一つです。

 

また、やはりリーダーとしてリーダーシップを発揮する必要があるわけですが、今の時代のリーダーシップは環境変化が激しく先行きが不透明ですので、マネジャー自身が自分の軸をしっかりと持ってないと、方向を指し示すのがすごく難しいということになります。

 

オーセンティック・リーダーシップという言葉がありますが、自分らしさを大切にし、自分はここに向かいたいという軸を持っていることが大事なので、自分で自身の軸や価値観をちゃんと理解したり確認したりするということが必要です。そのために自分の経験を振り返るというのが効果的な方法です。

 

夛田:そうですね。一時期にMBA  が流行ったり、本屋さんにある本を片っ端から読み漁ったり、いわゆる自分の外側に学びや自分自身の成長を求める方も多かったこともあったかと思います。

 

もちろんそれも大切ですが、それよりは自分自身を教材としてちゃんと振り返るという、その習慣の方が大事だという感じでしょうか?

 

松丘:いわゆる経験学習 で、 先週や今週、起こったことを振り返るのも大事ですが、もっと以前の過去、例えば社会に出る前に自分は何をしたかったんだっけ?いろんな社会の価値観に染まっていなかった頃の自分って本当はどうしたかったんだっけ?といったような振り返りや、過去に何か大きな決断や人生の選択をした時、あるいは岐路に立たされた時に、どうして自分はこちらを選んだのかというのを振り返ってみることで、その時の自分の価値観がどう影響したか、といったことも確かめられるかなと思います。

 

夛田:そうですね。今のお話を伺っていると、投げかける問いというのもすごく大事になってくるのかなと感じます。マネジャー自身が一人で行うのもなかなか難しいのかなと感じましたが、マネジャー自身は自分の上司と1on1で行うことがよいのか、それともきちんと自分でできるようになっていくということが必要になっていくのでしょうか?

 

松丘:過去を振り返るということは頻繁に行うことでもないので、もちろんその上の上司が話し相手になってくれればよいですが、ゆっくり時間が取れる時に、一人でそういうことを考えてみることも大切だと思います。

 

夛田:そうですね。改まった場面でなくても、ふとした時、またリラックスしながら自身を振り返る、そんなことをやってみてもいいのかなというふうに思います。

 

 

 

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