アジャイルHRでは代表の松丘啓司と講師の夛田素子によるYouTube「1on1チャンネル」を開設しています。本サイトでは、過去に配信した対談を1回ずつ短いコラムに編集してお届けします。

 

 

夛田: 皆さん、パルスサーベイという言葉はご存知でしょうか?パルスサーベイを実施している会社もあれば、これから検討する会社もあると思います。今日はこのパルスサーベイについて松丘さんに解説いただきます。

松丘さん、そもそもパルスサーベイを行う意義やメリットにはどのようなことがあるのでしょうか?

 

松丘:パルスサーベイは社内に限った話ではなくて、お客様に対してどう感じたかをクイックいくに質問するといった目的でも使われます。社内でのエンゲージメントサーベイでも、これまでは設問数が50問とか多い場合は100問以上あり、答える方も分析する方も大変なので、頑張って1年に1回、それでも大変なので2年に1回という会社もありました。パルスサーベイはそれに対して、設問数を減らして、少ない場合は3問、多くても10問などにし、もっと頻度をあげましょうというものです。

 

パルスというのは、すごく短い時間で変化する信号です。心電図をイメージしていただくとよいと思います。波が上がったり下がったりしますが、短い間に変化するので、1年に1回などと、一つの点だけをとってもあまり意味がありません。それを測定した時が、その波の山なのか谷なのかがわからないからです。頻繁に測定することによってその波の形がわかります。

 

ダイナミックな動きがわかるので、今、上がっているとか下がっているというのが即座に把握できます。それによって、例えば会社として打った手だてがプラスになっているか、マイナスになっているか。あるいはその山と谷の傾向が株価のように上昇軌道にあるのかなどと、いろいろな見方ができるわけです。

 

夛田:そうしますと、すごく変化をつかみやすい便利なツールという印象ですが、3問~5問と少ない設問数ですと、答える側にも手軽さが必要になってくるのかなと思います。何か便利なツールでしたり、こういうものを使っているところが多いだとかいう事例はありますでしょうか?

 

松丘:そういった専門のツールもありますが、基本的にアンケートツールなどでもできますし、今のテクノロジーを使えば分析も簡単にできます。そういう手法の問題よりも、何のためにパルスサーベイを行うのかという目的が重要です。

 

例えば、従業員が本当に働きがいを感じているか、会社に対するエンゲージメントが高まっているか、あるいは一人ひとりのコンディションがどうなのか、というところを把握する必要があるからです。

 

昔の会社だと会社と従業員は、雇う側、雇われ側という関係でしたが、今は専門性や能力を持った人はどこでも活躍できるわけですよね。そのため、そういう成果を出せるスキルのある人材に自分の会社で活躍してほしいというような関わり方が必要です。雇用してあげている、ではなくて、自社で活躍してもらいたいという、そういう立ち位置に変わってきたときに、お客様が満足しているのか?というのと同じように、従業員はどういうふうに感じているのか?ということを把握するということがすごく大事になるわけです。

 

夛田:そうすると、従業員と会社の立ち位置というか在り方もすごくフラットだったり、同じ位置だったり、そういったいったものに変わってきているということでしょうか?

 

松丘:そうですね。従業員を管理するというよりも、従業員体験。英語で言うとEmployee Experienceですが、従業員の方々がこの職場で有意義な体験をしているのかどうかということを把握することがすごく大事になっています。

 

夛田:皆さんの会社の従業員の方、皆さんの会社との関係性はいかがでしょうか?皆さんの従業員の方々はわくわくするような体験をされていますか?また従業員の方が望まれているような環境作りということにどれだけは取り組まれているでしょうか?ぜひ皆さんでディスカッションを重ねていただければなと思います。

 

 

 

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