社会人の学習の70%は仕事の経験を通じてなされると言われています。そのため、1on1の目的が部下の成長を支援することにあるならば、1on1とは部下の経験学習がより効果的なものになるように上司が支援する場であるとも言い換えることができます。

 では、部下の経験学習を効果的に支援するために上司に求められることは何でしょうか? その問いに答えるためには、経験学習とはどのようなものかを理解する必要があります。

心のセンサーの感度を上げる

 経験からの学びを豊かなものにするには、2つの重要なポイントを意識する必要があります。1つ目は、そもそも学びの可能性が豊富な「良質な経験」をすることです。ただし、どれだけ良質な経験をしても、そのままにしていては学びが得られません。そのため、個々の経験からいかに「効果的な学習」を行うかが、2つ目のポイントになります。

 有名な「コルブの経験学習モデル」に従って、もう少し具体的に見ていきましょう。経験学習モデルでは次の4つのステップが定義されています。

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