ほとんどの企業では期ごとに個人目標が設定されています。けれども、それらの個人目標を周囲に(あるいは全社的に)公開している企業はごくわずかです。さらに目標の進捗状況までオープンにしている企業に至っては、皆無に近いのが実情です。

 ある調査研究によると、個人の目標と進捗状況を公開することによって目標の達成度が向上するという結果が分かっています。後述するように、目標を公開することによって様々なプラスの影響が生まれるからです。それにもかかわらず、個人目標が公開されないのはなぜなのでしょうか?

 個人の目標の進捗度は人事考課に密接に関連するため、公開すべき性格のものではないといった認識があるのかもしれません。あるいは、上司と部下との間で目標を個別に握っているため、オープンになると不都合が生じるケースも想定されます。しかし、個人目標を非公開にすることによるデメリットは、けっして無視できるものではないのです。まず、そのことについて説明しましょう。

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